9月のお彼岸に、お墓参りをされた方も多い方と思います。
事務所の近くには、いくつかお寺があります。
たまたまその前を通りかかったら、ちょうどお彼岸の時期で、どこからともなく、そよそよとお線香の匂いが漂っていました。
普段は、その前を通っても、余りお線香の匂いを感じないので、あぁお彼岸だなぁとしみじみ感じました。
今回は、そんなお墓を継ぐ人がいない場合・・どうしたらいいのかということについてです。
放置されたお墓は・・
お墓の管理料を支払わなくなると、無縁墓として扱われ、最終的には撤去されます。
その際に、お墓の中の遺骨は、複数の遺骨をまとめて、合祀墓に入れられます。
とある調査によると、現在4割程度のお墓は無縁墓になってしまっていて、10年後にはさらに増えて、
約6割が無縁墓になるのでは・・と予想されているそうです。
このように、お墓を継ぐ人が自分の他いないような場合は、早いうちに墓じまいをしておいた方が
安心です。合祀や散骨、手元供養など維持費のかからないものにしておく方がよいかもしれません。
墓じまいとは・・
いくつか方法があります。
★公営墓地へ改葬合祀
お寺などのお墓から公営墓地の永代供養墓地(合祀墓)に移転して、供養する方法です。
費用は余りかかりませんが、人気なので、抽選になることが多いです。
★菩提寺での永代供養
一般的なお墓から、遺骨を永代供養墓地(合祀墓)に移転して、供養してもらう方法です。
★納骨堂での供養
同じく一般的なお墓から、遺骨を納骨堂に移して供養してもらう方法です。
★手元での供養
遺骨をお墓から取り出した後、新しい骨壺にいれてもらって、どなたかの手元で供養する方法です。
これは、預かってくれる人がいないと、ちょっと難しいですね。
★散骨
遺骨をお墓から取り出し、粉末にして、海などに撒いて供養する方法です。
海や山など、思い出の場所で、散骨可能であれば、こんな方法もよいのかもしれません。
私だったらどれがいいか・・と考えると、なかなか悩みますが、合同のお墓で見ず知らずの人と
一緒というのは、死んだあとも気を使うかも・・・とも思うので(死んでしまったら、そういった感情は
なくなるのかもしれませんが・・)どこかロマンチックな場所に散骨してもらう・・でしょうか。