終活・・墓じまいの方法

継いでくれる人がいないなどで、墓じまいをしよう・・と考える方も、いらっしゃるかと思います。

そんな時には、どんな順番で何をしたらいいのいか・・についてです。

お墓の中身を把握しよう!

当然ながら、お墓の中には遺骨がしまわれているはずなので、遺骨はいくつあり、それが誰の遺骨であるのか、

どの位の大きさで、何年位経っているものなのか、破損や汚損していないか・・などを確認しましょう。

誰の遺骨かが分からない場合は、調べたうえで、骨壺に誰のものかをマジックなどで書いておきます。

 

遺骨の行き先を決めよう!

遺骨をそのままにしておくことはできませんので、墓じまいをした後、どの様にするかを考える必要があります。

通常、墓じまいは、お墓を守る人がいなくなるから行うものなので、その後は管理費や維持費と言った費用が

かかならいものを選ぶとよいです。

行き先が納骨堂の場合、管理する方を決めなければなりませんので、お墓と同じく、維持費がかかりますので、

ご注意ください。

 

祭祀承継者で意見をまとめよう!

墓じまいにあたり、トラブルになりやすいのが、親戚間です。

墓じまいを決める前に、今後の祭祀をしてくれる方を決めておきましょう。

祭祀承継者は、お墓や遺骨のことについては全て権限を持つことになりますので、よく話し合って決めます。

 

お寺に墓じまいすることを伝えましょう!

お寺や霊園など、今お墓があるところに、墓じまいしたいことを伝えましょう。

専用の書類が用意されていますので、ホームページや電話で事前に確認するとよいですね。

厳格なお寺などでは、離檀阻止として、高額な離檀料を請求することもあるように聞きますが、

最近はお寺と檀家が揉めると言うことは余りないようです。

ですが、お寺としては、離檀されると収入が減ってしまうという経済事情もありますので、

お墓が従前あったお寺で永代供養をするとか、提示された金額を支払うと言ったこちらからの譲歩も

考慮するとスムーズかと思います。

 

改葬許可申請をしましょう!

散骨や自宅供養の場合は、改葬手続の申請は必要ないので、お寺や霊園にその旨を伝えて、

遺骨を引き取ることになります。

中には、改葬届がないと、遺骨は渡さない・・というお寺や霊園もあります。

そういった場合には、改葬理由所に、自宅供養や受入証明書をもらえる格安の樹木葬にすると言ったことを書いて、

出しましょう。

ちなみに、散骨をする・・だと、許可が出ないケースもあるようです。

改葬許可書は、墓地を管轄すする市区町村で手続きをすると、出してもらえます。

 

お墓を撤去する専門業者に依頼しましょう!

ご自身で撤去するのは難しいですが、墓石屋さんが撤去してくれます。

ご自身で墓石屋さんを探すと言う方法もアリですが、お寺によっては、お寺指業者がいることもあります。

費用は1㎡辺りの単価で計算されるようですが、狭くてクレーンが横付けできない、小型重機が入れないなどといった

特殊要因があるときは、全て手作業となるので、費用はあがります。

ですので、ご自身で探すと言う場合は、2-3社から見積もりを取るといいかと思います。

 

遺骨を出して、お手入れしましょう!

墓石屋さんに取り出してもらったお墓の中の遺骨は、長くお墓の中に入っていたものだと、

溶解していたり、かびていたりということがありますので、新しい骨壺に入れ替えるなどの

お手入れもしましょう。

お手入れとは、例えば・・・

永代供養の場合であれば、骨壺内の水を抜いて、きれいにする。

散骨であれば、乾燥させ、粉にして、散骨できるようにする。

納骨堂に預ける場合は、骨を洗って、乾燥雑菌して、新しい骨壺に入れる。

専門業者に依頼をされた方がよいです。

戦後間もない頃からあるような古いお墓では、土葬や未火葬の場合もあり、再火葬の必要が出てきます。

 

墓石を撤去して、更地にしましょう!

更地にした状態で返します。

更地になったところで、お寺などに連絡し、永代使用権を返納して、完了となります。

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