事業承継

事業承継のパネルディスカッションで、コーディネータをしました!

今月初旬に、会計事務所職員の方々の勉強会で、事業承継をテーマとしたパネルディスカッションに、コーディネーターとして参加してきました。

パネラーは、同業の税理士で、いわゆる2代目の先生方。

ご自身の事務所を承継するときの経験談をお話しいただき、昨今ブームになっている事業承継について、税理士の立場から、どの様に考えているのか、どの様なアドバイスをしているのか・・ということを伺いました。

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2代目の先生は、お客様も沢山いていいなぁ・・と思っていましたが、承継に当たっては、実は外からでは見えない大変なこともあり、2代目だからこそのご苦労などを伺うことで、自分の知らなかった世界を見ることができ、とてもいい経験でした。

コーディネータとして、お話を引き出さなくてはならないので、お話を伺いながら、次は誰に、どんな感じで話を振ろうか??など頭の中をフル回転させていて、ゆっくりと内容を咀嚼する時間が少なく、次回は受講生として聞きたいなーーーと思った次第でした。

今回のパネルディスカッションはいわゆる士業の事務所の承継ですが、これは会社でも同じです。

自分の会社を誰かにバトンタッチするということは、先代にとっては大きな決断であり、同時に引き継ぐ次の代にもプレッシャーや、経営者としての能力も必要になります。

そして、ご本人の心もち的なことだけでなく、会社の株式を動かす場合は、税金の問題も出てきますし、金融機関から借入をしていれば、金融機関との事前の折衝も必要になります。

いつがベストなのか?というタイミングを見て、それまでにやっておかなければならないこと・・をクリアしたうえで、実行していくことになります。

時々、経営者の方とお話をしていると、事業承継や相続の対策は簡単にできるんでしょ・・と仰る方がいらっしゃいます。

ですが、金融機関と話をしたり、税金面をどうクリアするのか、例えば子供に譲る場合で後継者以外にも子供がいれば、その子たちに何を渡せばいいのか、など考えることが沢山あります。その上で、プランを練って、実行しつつ、後継者教育をしていく・・・

これは、今日やって、明日完成形ができる・・というものではありません。やはり時間が必要です。

通常は、3-5年は最低必要と言われています。

 

会社経営をされていらい方でも、渡す財産が自社の株か、それ以外なのかの違いであり、根本的には同じです。やはり、時間がかかります。

もうあと数日で新しい年を迎えます。新年の時間があるうちに、ご自身の財産承継を本気で考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

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