認知症にかかっている? チェック10項目 ~後半5つのご紹介~

前回、認知症のチェックリストの前半5項目を見ました。

今回は、後半の5つの項目を見ていきます。

 

チェック6 人の名前をいつまで経っても思い出せない。or思い出そうとしない。

人の名前が思い出せない・・は、どの年代でもありそうですよね。

例えば、街中などで久しぶりにあった人の名前が、「あー、なんだっけー」この人は、○○のときに

一緒だったんだけど・・などであれば、老化現象の1つとしての機能低下のようですが、ヒントになるような

情報を聞いても、一体????となるような場合は、認知症の可能性があるようです。

 

 

 

 

 

 

チェック7 仕事のダブルブッキングなど、今までしたことの無い致命的なミスを繰り返す。

この項目をみたときに、真っ先に思ったのは、ダブルブッキングは致命的なんだ・・ということでした。

と言いますのも、モノスゴク忙しい12-3月の繁忙期には、7-9年に1度といった感じのスパンですが、

ダブルブッキングをしていることに気が付くことがあります。。

私の場合は、前に書きましたように、何かの日程が決まりますと、スケジューラと手帳に記載するのですが、

出かける直前で急いでいて記載漏れ・・などで、すっかり忘れている・・と言うケースがあります。

 

ただ、それがウッカリなのか、認知症の傾向なのかは、やはり「繰り返す」と言う点ではないでしょうか。

それが常習になってくると、ウッカリとは言えません。

ちょくちょく、先方から今日の約束をお忘れか?というような連絡を受けてしまう場合には、

認知症の可能性も出てきますね。

 

チェック8 他人の前ではしっかりしているのに、身内に対しては自分勝手になっている。

実は認知症の方も、他人と身内の区別がつくと言うケースが多く、関係性の薄い他人に対しては、

しっかりと対応してしまい、「ちゃんと言うことを聞いてくる」と思われ、余り認知症の疑いを

持たれることは少ないようです。

ご家族といった距離の近い人しか気が付けないということがありますので、日々の観察は重要です。

 

チェック9 幻覚や妄想がある。暴言や暴力が増える。

祖母が認知症になっていっとき、この症状が出ていたことがあります。

一緒に暮らしていた伯母が何か注意をすると、うるさい!黙れ!と叩こうとする、暴れるなどがありました。

このように、些細なことで怒りっぽくなるのも傾向の1つのようです。

また、妄想としては、知らない人が玄関から入ってきたとか、だれそれが自分のお財布を盗もうとした

などは、幻覚や幻想の症状があらわれているようです。

 

チェック10 徘徊してしまう。

時々、新聞やニュースで、認知症による徘徊からの事件などとして報道されることもありますね。

これは、記憶障害や見当識障害が引き起こす代表的な症状だそうです。

家の中をウロウロしたり、自宅にいるのに、家に帰る!!と外に出たがり、身体はそこそこ元気なので、

歩いて出てしまったり、電車やバスといった乗り物で遠くに出かけてしまうケースもあるようです。

これは、ケガや事故、事件に巻き込まれるといった可能性があるので、この症状が疑われるときは、

早急な対応対策が必要ですね。

 

ご本人は、自分が認知症だと疑っていないことも多いので、ご本人の自尊心を傷つけないように、

専門のところへの受診を促すとよさそうですね。

こういった状況ですから、なかなか実家に帰る、年老いた両親に対面で会いに行くということに

不安を覚える方もいらっしゃると思います。

ただ、何となく様子がおかしいな・・と思ったら、事前にPCR検査をして、会いに行ってみるのも

1つの方法ですね。

オンラインは便利なツールではありますが、細かな点やちょっとした点に気が付くことに優れている

ツールでは残念ながらありません。

早くに気が付けば、対応方法や選択肢もあるので、ご自身の状況を勘案しつつ、会いに行くことも

選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

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