前回の記事で、介護について書きましたが、介護をされていらっしゃる方の中には、
認知症の方を見ている・・と言う方も入らっしゃると思います。
今日は、プレジデント2021年9月3日号に出ていた、そんな認知症の特徴的な症状を見ていきます。
チェックリストとしても使えますので、是非周りの方やご自身が大丈夫かな・・というときに
チェックしてみてもよいかもしれません。
私は40代ですが、いくつか当てはまりそうなものも・・・
チェック1 ついさっき聞いたことを、もう一度聞く。同じ話を何度もする。
これは、若い世代の方でも多少あると思います。
私も、いくつもの業務を同時並行しているので、職員にお願いしたっけ?とか、どうなっていたっけ??が
分からなくなり、聞いたかもしれないが・・行ったかもしれないけど・・と言うことがよくあります。
また、年をとってくると、忘れっぽくなるのは自然現象です。
ただ、余りに思い出せない、ほんの数分前のことが思い出せないことがよくある・・などは、認知症の疑いありのようです。
チェック2 約束の日にちを忘れてしまうなど、日付が分からなくなっている。
これも私、あります。。。
私の場合は、PCで事務所共有のスケジューラと、個人の手帳に記載していますが、それを見なければ、覚えていられません。。
ただ、ここでいう疑いの場合とは、例えば電話で親と●日に遊びに行くね!と約束をしたにもかかわらず、
その日にいくと、「今日来るなら、前もって言って!」と、明日では無くて今日だっけ?と言う感じでなく、
その約束自体を完全に忘れている・・と言うような場合のようです。
さすがに、私も、約束したこと自体を忘れる所までではないので、この項目はセーフかなと思っています。
チェック3 臭いに鈍感。冷蔵庫に腐ったものが入れっぱなし。不潔なものに触る。
これは、嗅覚障害にあたるそうです。
生活空間で悪臭がしていても平気・・と言う場合があたるようです。
介護士さんに聞いたお話では、デイサービスへの送り迎えで、認知症気味の方のご自宅に伺うと、
ご家族と一緒でない場合は、夏場などの数日前と思われる食べ残しがそのままになっていて、
悪臭がしていても、ご本人は気が付いていないことがある・・と言う事も実際にあるようです。
チェック4 整理整頓ができず、部屋が汚い。
これは、ちょっと当てはまるかも・・と思ってしまいました。。
私の場合は、掃除機はかけているので、部屋全体が汚いというのではなく、机の一部が散らかっている・・
ということが、繁忙期などはあったりもします。。極力整理していますが・・
この場合は、前頭側頭型の社会性欠如というようで、散らっていてもOKという心理状況に
陥ることの表れだそうです。
または、物の場所や在りかを忘れてしまって、常に探し物をしていて、散らかっているということもあるようです。
私の祖母は、いっとき認知症のような症状が出ていたことがありますが、祖母と同居していた伯母が、
「お母さんが片づけないから、いつも家の中が散らかる」とプンスカしていたことを思い出しました。
祖母の場合は、本来の置き場所が分からなくて、違う所にしまいこみ、回路が戻った時に記憶の場所に、
欲しいものがなく、開けたり出したり・・で散らかしていたのだろうと思います。
チェック5 料理の味付けが濃くなっている。
これも、前述のチェック3と同じ、嗅覚障害だそうです。
感覚が鈍くなってくると、例えば今までパッパでよかった塩の量が、ドバッパと入れないと味がしない・・
ということでしょうか。
恐らくこれは、自分では気が付かないですよね。もし、一緒に暮らしている方や、暮らしていなくても
一緒にご飯を食べたときなどに、スゴイ量のしょうゆ、ソース類をかけていたり、味が濃すぎる!などがないかを、
注意してあげるといいかもしれません。
今回は、チェック項目のうち、5つを挙げてみました。
皆様は、当てはまるものはありましたでしょうか。
どの項目についても、認知症ではない方でも、あっこれ、自分に当てはまるかも・・と言う項目も
あったのではないでしょうか。
当てはまるから即認知症ということではありません、各項目について常習性がある場合は、
可能性が高いということのようです。
高齢者の方が周りにいらっしゃる場合、まず上記のようなことがないかな?と見守ることが大切ですね。