前回に続いて、揉めない相続にするためには・・を見ていきましょう。
今回のケースCは、大なり小なりのアルアルかもしれません。
ケースC
親は、「自分は死んじゃったら、どうせ何も分からないんだもんね~後は揉めないように勝手にやって・・」と、
余り自分の相続について真剣に考えているように見えない・・・
大抵のご家庭では、親は独立している子供たちの経済状況を細かく把握していませんので、
自分達の財産を当てにしているのかどうか、など分かっていません。
また、子供はみんな仲良くしているもの!と思っている場合もあります。
❤こんな時は❤
子供から相続について言い出すのはちょっと気が重い・・かもしれませんが、
たとえいっとき気を悪くされても、死後昼メロばりの争いが繰り広げられるよりはマシです。
なぜ言い出そうと思ったのかという気持ちを伝えて、相続についての親子での意思疎通を図りましょう。
その時には、親が亡くなった後、子供たちが争わなくてもいいように、場合によっては
遺言書をかいておく、遺言書を書くときには注意して欲しいことがあることを伝えましょう。
【遺言書を書くときの注意ポイント】
★ 遺留分(法律的に最低限もらえる割合)を無視した分け方には、しないようにしましょう♪
★ 相続分を割合ではなく、特定して指定しましょう♪
例えば、不動産は1つの物件を半々で・・といった共有ではなく、1つの物件は一人が相続というように、
単独所有が好ましいです。
★ 一部の財産だけを記載するのではなく、現状の全部の財産について遺言書に入れましょう♪