両親がお元気なうちに、決めておきたいこと・・その7
あなたのおうちでは、ペットを飼っていらっしゃいますか?
今や、ペット関連商品やサービスは人間と同じくらい広がっています。
そのくらい、みんながペッとを家族のように思って、暮らしていると言っても過言でありません。
今日はペットと相続・・・のお話です。
ご高齢の方で、ペットを飼っていらっしゃる方は、そんなに多くはないのかもしれません。
ですが、飼っていると言う場合、愛するペットを残して死んでしまったら、家族や親戚は世話をチャンとしてくれるのだろうか。。
そういう不安がある方もいらっしゃると思います。
■自分の死後、ペットのために何ができる?
いくつか方法はありますが、なるほど~と思うものを2つ。
まず1つ目は、ご自身の死後の里親になってくれそうな人を探す方法です。
勿論、ご自身の家族や親族と言ったほか、友人など信頼できる人にお願いをしてみます。
どうしても見つからない場合は、インターネット等を通じて、里親さんを探すという方法もあります。
ペットを引き取るには、意外とペットの食費や注射代など、金銭的負担がありますので、その負担をどうするのかについては、事前によくよく里親さんになってくれる人と取り決めをしておく必要があります。
少しオーバーかもしれませんが、信託契約などを結んでおくことも1つの手です。
次に2つ目は、老犬老猫ホーム(人間でいう所の老人ホームと同じ)にお願いをする方法です。
上記1つ目の里親は、なかなか子犬子猫でないと難しい可能性がありますし、ペットも年老いてくると、お世話は大変です。
そういった場合には、老犬老猫のペットホームも選択肢となるでしょう。
多くのペットホームでは、最後の看取りやペット霊園への埋葬などまでキチンと行ってくれるようです。
中学生1年生との時から飼い始めた我が家の犬は、人間でいう40代頃の年数で腫瘍ができ、暫くしてからガンになり、その影響からか目が見えなくなってしまい、大好きだったお散歩も最後数か月は難しくなりました。頑張ってお散歩していた時も、足もおぼつかず、よろよろでしたので、人間が支えながらでした。
我が家の犬は雑種で中型でしたが、寝たきりになってから運ぶのも意外と大変でしたので、大型であれば、支えるのも寝かすのも、何もかも、介護する側の人間の体力も相当必要であったと思います。
そういう状態のペットを、高齢者が面倒をみるのは、なかなか現実的ではありません。
ペットは子供と一緒ですよね。何も自分の死後のことを考えないで、殺処分などにされてはあんまりです。
相続対策と共に、こんなことも考えておきたいものです。