不完全な介護でもいい!

皆様は、プレジデントと言う雑誌をご存知ですか?

毎回読んでいる!と言う方から、新聞の下の方の書籍広告などにも、見出しが出ていますので、

雑誌の名前は目にしたことがあると言う方まで、何となく見聞きしたことがあると言う方が多いかもしれません。

2021年9月3日号は、認知症関連の特集でした。

そこに、岸見一郎先生という「嫌われる勇気」というご本をお書きになった先生のお父様を介護したときの

インタビューが出ています。

読んでいくと、なるほどなぁ・・と思うことが沢山ありましたので、今日そのお話を。

 

 

 

 

 

 

不完全な介護でもいいと割り切る!

岸見先生がお父様を介護するときに心がけていらしたことは、不完全な介護でもいい

ということだったそうです。

家族は、介護のプロではないので、実際にやってみると上手くいかないことばかりでも、

それが当たり前。

落ち込んだり、自分を責めて、自分自身を追い詰めないことが大切だと言っています。

確かに、介護する側が心身ともに元気なければ、親を介護することはできませんよね。

 

親のそばにいるだけでも役に立つ!

また先生は、こんなことを書いていらっしゃいます。

親の介護を、親孝行だから精一杯頑張るというのではなく、自分が無理をしない範囲で

介護をすればいい。

これは、自分が親孝行と思って、どれほど尽くしても、親がそのことで幸せになるかどうかh

分からない。子供の側の自己満足なので、親に対して幸福の押し付けになってはだめだということです。

子供が無理をしていれば、それを感じる親は負担に思うかもしれません。

 

親が生きていることがありがたい!

親が生きていることが、有難いこと。その気持ちを親に伝えればいい。

そうすれば、親も何もできなくなっても、自分が生きていることで何か貢献が出来ていると

思えるようになり、介護の中でも親と子供の関係を良好に保てるということです。

 

この記事を読んで、私は両親に有難う!と伝えているだろうか??と、してもらって当たり前、

時にはちょっとメンドクサイ・・と思っていた自分を反省した次第でした。

そんな中、今月誕生日の学生時代の友人へのプレゼントを選んでいて、ふと思い出したことがありました。

彼女は大学の友人で、大学生の頃から、私の誕生日にカードとプレゼントをくれていて、

卒業した後も、毎年誕生日当日に、カードとプレゼントが自宅に届きます。

何年か前のカードには、一生懸命頑張っている麻友ちゃん、その姿が励みになっているよ・・

と言うような内容でした。

暫く会っていませんが、きっと仕事を頑張っているだろうな・・と思うことで、自分もまた頑張れる

ということを教えてくれました。

この記事の親が生きているだけでありがたい・・の根幹は、友人のカードにあった何かを直接してくれなくても、

その存在に勇気づけられると言う事と似ている気がします。

来月には、敬老の日もありますね。有難う!の言葉を伝えるいい機会かもしれませんね。

 

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