認知症保険は、まさかの事態に備えられる保険です。
ですが、年を取ってしまったので、もう保険には入れないのでは・・と
思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、認知症になってからでも加入ができるようなものもあります!
認知症保険?
認知症の保険は大きく2つあります。
1つは治療保障タイプで、もう1つは損害補償タイプです。
1つ目の治療保障タイプとは、認知症になってしまったときの介護費用や医療費などを
まかなうための保険です。
ご本人が事前に加入し、認知症と診断された場合に一時金か年金を受け取ることができます。
これは、子供が親のために加入するというよりは、ご両親がご自身のために加入されることが多いです。
2つ目の損害補償タイプとは、認知症になってしまった後引き起こすトラブルやケガにかかる費用の
実損分を補填するための保険です。
例えば、意識が薄いときに徘徊して、停まっている車をたたいて、傷をつけててしまったり、
デイサービスなどの施設で暴れて、他の利用者の方や施設の職員の方などにけがをさせてしまったなどが
考えられます。
こういったときは、ご本人だけではなく、ご家族に対して賠償金を請求されることもあり、
ケガ等の具合によっては高額になってしまうこともあります。
こちらは、ご家族が加入することもよくあります。
どのように選んだらよい?
まず、加入のタイミングですが、必要と思ったときに加入することをお勧めします。
どの保険を選んだらよいか・・ですが、治療と損害補償のどちらが不安かを考えて、どちらにするのか、
または両方加入するのかなどを決めます。
どちらの保険でも、加入条件をよく確認します。
認知症になってからでも加入ができるものもありますが、各社商品で違いますので、
そもそもの持病や介護認定度など、ご自身が加入できるものが何か?を探す必要があります。
治療保障の場合には、保険金の受け取り方法も一括か、分割にするのかを考えます。
一括受け取りは比較的保険料が安価です。
予算があまりない場合は、少額短期保険も視野に入れるとよいですね。
保険期間は短期間ですが、更新することもできますので、とりあえず何かに入っておきたい・・と
いう希望があれば、マッチしそうです。
保険金がおりる給付条件もよくよく注意しましょう。
中には、認知症の診断がされても、一定期間後でないと保険金が出ないものなどもあります。
認知症は、だれもが発症する可能性があります。
ご自身とご家族を守るためにも、できる範囲内で備えておくことは、とても大切ですね。